年間新築7棟、リフォーム400件を行うモノリス秀建(東京都荒川区)は、住宅工事に関わる補助金を積極的に活用することで、受注件数を増やしている。この取り組みを始めた2年前に比べ、OB客のリピート、紹介を中心に受注件数を約20%増加させた。
同社が活用しているのは、主に営業エリアである荒川区、北区の住宅関連の助成金、補助金制度。毎年6月に一般ユーザーに対し補助金に関するセミナーを行っている。これに合わせて社員4名ほどでその年の補助金を徹底的に調査し、活用しやすい制度の検討を行っている。
「ここまで補助金制度を積極的に提案できるのは、近隣では当社だけだと自負しています。一度当社に工事を依頼したユーザーに住宅制度に精通した信頼できる企業であるという印象を与えており、OB客の囲い込みに大きく貢献しています」(渡辺猛社長)
これを始めたのは2011年からで、「何を対象にした補助金制度が、どの期間まで実施されるかを細かく調べることは社員にとっても大きな負担になりますが、それが社員の知識向上につながっています」と渡辺社長は話す。
同社の売上高はリフォームが2億5000万円、新築が2億円。OB客関係の受注が9割を占める。

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