剄城建工(新潟県上越市)は、リフォームとインテリアを融合した新しい店舗を今秋に開設する。店舗ブランド名は「Largo(ラルゴ)」。リフォームに合わせて家具などもコーディネートし、空間提案をしていくことが狙いだ。
「弊社では、全案件ではないのですが、フルCGでパースを作り提案する場合があります。その際、結構な確率でCG内に入れ込んでいた家具や小物を自ら探し、自宅内に配置していたお客様がいたのです。お客様自身で、インテリアをコーディネートすることはなかなか難しいので、真似をしていただいたわけです。そこから、家具などを合わせたトータル提案の需要があると感じました」(波多野正敏取締役企画部長)
同社では、以前より店舗では一般的なインテリアも含めた空間リフォームを住宅でも導入できないか模索していた。CGパースによる人的な提案能力がスタッフに備わったことから、このたびインテリア商品を取り扱う、新型店舗を開設する。1号店が成功し次第、より大型の店舗の開設も計画している。
新店舗の立地は新潟市西区にある小新インター近くの流通センター内。自社として所有していた170坪の建物を利用する。単にインテリアを並べるのではなく、実際の空間を再現したレイアウトにする構想だ。
「生活を豊かにすることが我々の仕事だと思っています。リフォームとは家を替えるというよりも、生活を変えることですので、それは内装の変化だけではなく、インテリアやはたまたバスタオルのようなものが、変えるきっかけになるかもしれません。そんな観点で提案の幅を広げていきたいです」(波多野取締役)
同社の昨年度売り上げは18億4000万円。

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