■121位 榮建リフォーム・システム(伸び率126%)
3種の定額リノベ商品が人気
榮建リフォーム・システム(大分県別府市)は不動産仲介からのリノベーション受注が好調だった。リフォーム売上高は前年度比126%の11億9000万円。
同社は3種のリノベーションパッケージ商品を開発し、販売を行っている。その商品とは仕様によって価格が異なるもので、500万円、800万円、1000万円の3グレードある。前期は12件の受注だったが、800万円の商品が最も人気だった。
「年収300万円台の方が、新築より安い中古住宅を買ってリノベーションするケースが増えており、今後も伸びを期待しています」(石田正人社長)
今期目標は13億円。さらにワンストップを強化していく。
■123位 杉本組(伸び率137%)
リフォーム透明化戦略が奏功
杉本組(愛知県名古屋市)では、「リフォームの透明化戦略」を進めることで売り上げを伸ばしている。リフォーム売上高は前期比137%の11億2000万円。
「透明化戦略」は主に2つある。1つは定価制リフォームだ。平米数に応じて価格が決まっている商品を開発。これによりユーザーの予算の目安がつきやすくなり、前向きな相談依頼が増えた。
2つ目は、ブログでの工事状況の更新だ。工事の進捗状況や、工期の終了時期など、依頼者に分かるようにしている。
「金額と工程はお客様が最も不安に思うところ。両施策で認知度が高まり、口コミでリフォーム希望者が増えています」(杉本高男社長)
≪調査概要≫ ランキングのデータは各リフォーム事業者向けにFAXアンケートや取材、第三者機関による情報などから収集した。リフォームの売上順に上位500社をランキングした。売り上げは2012年度の実績。

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