■78位 北洲(伸び率120%)
500万円超の受注、38%増
北洲(宮城県黒川郡)のリフォーム事業売上高は、前年比20%増の18億円となった。
岩城直洋事業部長は「大型リフォームが増えたことが要因」と分析する。同社では500万円超のリフォーム受注件数が前年比38%増。単価も980万円から1100万円に増加している。
受注件数、単価、ともに増加した理由は「おとなりリフォーム展示場」という戦略が効果を発揮している。
同社では築30~40年の中古戸建てを買い取り、耐震補強、断熱、内外装のフルリノベーションを施して、それを展示場として運営している。定期的に見学会を開催し、その魅力を実感してもらい、受注につなげる。
■93位 新和建設(伸び率129%)
単価3000万円の古民家再生好調
愛知県の地場有力ビルダー新和建設(愛知県北名古屋市)のリフォーム事業が好調だ。売上高は29%増の15億5000万円。好調の要因は、強みの古民家再生リフォームの受注増。築100年といった古い日本の伝統建築の住宅をフルスケルトンして改修するもの。
田口文男専務取締役は「平均受注単価は3000万円前後。古民家の大改修になるため非常に単価が高い点が特徴です」と話す。この古民家リフォームの受注が2~3割増え売り上げ増につながった。
また、1~2カ月に1回行われる、1日約5時間のユーザー向けリフォーム勉強会も大型リフォームの受注促進につながっているという。
≪調査概要≫ ランキングのデータは各リフォーム事業者向けにFAXアンケートや取材、第三者機関による情報などから収集した。リフォームの売上順に上位500社をランキングした。売り上げは2012年度の実績。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1654号(2025/06/23発行)23面
-
1654号(2025/06/23発行)19面
-
1652号(2025/06/09発行)1面
-
1651号(2025/06/02発行)2面
-
1651号(2025/06/02発行)5面