リビタ(東京都渋谷区)は高価格帯の中古マンションに限定した再販ビジネス「R100 TOKYO」を開始した。
販売価格帯は7000~9000万円前後。メーン顧客は、年収2000万~5000万円で、30代後半から50歳代。販売計画は来期30戸、3年後に年間100戸を目指す。
「R100」専用ホームページもオープン
ターゲットとなるマンションは、東京都内の中でも世田谷区、渋谷区、杉並区、品川区などの人気エリアの物件。さらに、専有部の面積が100平米を超す高価格帯マンション。物件を仕入れ、再生した後に販売するビジネスとなる。
仕入れる物件は1棟丸ごともあれば、戸単位のものもある。
一棟丸ごと購入して再生していくシリーズについては「LUCLASS(ルクラス)」というブランドで推進していく。明るさを表す単位「ルクス」と暮らす(クラス)から発想し、暮らしを豊かに照らすというイメージを込めた。
現在、都内にて「ルクラス碑文谷」「ルクラス代々木上原」の2棟の工事が進められている。
リフォームのコンセプトは、100年先を見据えた価値の提供。躯体の鉄筋コンクリートの圧縮強度検査などを行い、劣化や強度の現況調査を行うという。
各住戸内は、「マイオーダーシステム」という自分のこだわりを反映できるプラン変更パッケージを用意。メニューから選ぶだけで内装仕様が決まる「スマートオーダー」、より自由に設計にこだわる「スマートオーダー」などがある。
また、長期的な資産価値の維持を図るため、築後100年までの超長期修繕計画を組む。購入後にも入居者への住関連サービスを提供する「オーナーズクラブ」も設ける。
「バブル期に建てられた億ションが売却されるケースが増え、100平米を超える物件も出始めています。嗜好性が高く、高価格帯のリノベーションは従来の再販事業とは異なり、ここにも新たなマーケットがあると思っています」(内山博文常務取締役)

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