ニッカホーム(愛知県名古屋市・西田裕久社長)が関東展開を加速している。初進出の埼玉県を含み、今期(12月決算)既に5店を出店、14店舗体制となった。来期も6店舗を出店予定で、関東での勢力拡大を狙う。
現在関東圏に14店舗展開
同社が関東圏に進出したのは、2009年の7月。横浜に第1号店を構えた。昨年から出店を加速し、現在は、東京7店、神奈川6店、埼玉1店と3県にまたがり展開している。関東での1店舗あたりの売上高は3億~3億5000万円。スタッフ7、8名で運営しており、新規出店とともに、既存店から店長を輩出し、3億円超えを目指すやり方だ。定期的な出店を続けられている理由をエリア責任者の河合晃司取締役営業部長は「チャレンジさせてみること」と話す。
「まず1年の期限を設けてやらせてみるんです。もしも失敗した際は、できている人の下につけて、もう1度チャンスを与えます。実際、責任者としての気質がある人材を店長としていますので、最終的にはできるようになりますね」
実際、新任の店長が運営する店で問題が出てくるケースもある。特に、部下が辞めるという形で、店の問題が明るみに出る場合が多いが、それでも1年間はその店長にすべてを任せている。
「弊社の場合、中途採用で10名来たらなるべく10名採るようにしています。あとはどう教育するかです。もちろん、人によりますが2年ほどで店長になれます」(河合取締役)
今期の同社売上高は182億円を計画。関東だけだと約50億円を見込む。今後も、拠点を拡大し、最終的には関東だけで300億円の規模への拡大を目指す。

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