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関西ペイント、新戦略「つながるペイント」始動

関西ペイント、新戦略 「つながるペイント」始動

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 関西ペイント(大阪府大阪市)と子会社の関西ペイント販売(東京都大田区)は、「つながるペイント」を旗印とした戸建て住宅リフォームの新戦略を今春から開始する。

 新戦略では、施主家族の気持ちのつながりを表現したロゴマーク「つながるペイント」を制定。塗装工事を受注するリフォーム会社や塗装会社との連携を図ることで、消費者に同社製品の新しい付加価値を提供していく。

ロゴマーク「つながるペイント」

 具体的には、施工業者の提案力、技術力を継続的に支援するための「カンぺリフォームサミット」を本格的に立ち上げる。

 関西ペイントグループの方針に賛同する塗装・リフォーム会社を全国から募り、地域ごとに組織化。年に3~4回、接客や提案方法などの研修会を開催する。

 既に東京・北関東地区では約60社、中国地区では約50社が参加して2012年からスタートしており、2016年には全国で500社に拡大する計画だ。

 関西ペイント販売によると、国内の塗料製造業全体の売上高は、ここ20年間で縮小傾向にある。一方、建築用塗料に限って見ると、約1500億円前後をほぼ横ばいで推移。

 セグメント別に見ても、2011年度の戸建て住宅改修の市場規模は約552億円と、建築塗料市場全体の3割以上を占めている。

 同社は戸建て改修での売上高を、現在の約40億円から2016年には55億円に拡大する方針。取締役・建築塗料販売本部長の中野佳成氏は「戸建てリフォームは潜在需要が見込まれる分野。職人不足の解消のためにも、カンぺリフォームサミットをブランドとして売り込みたい」と話している。

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