環境に配慮したリフォームを広めようと、リフォーム会社8社が新たなグループ「むくむくはうす」を立ち上げた。運営の主体となるのは神奈川県川崎市のリフォームプロ。メンバーには、大阪のゆいまーるClub、仙台のファミリ工房東北、広島のマエダハウジングなどが参画している。年内にはグループ会社を15社にまで増やす方針だ。
「むくむくはうす」とはリフォームプロが3年前に立ち上げたリフォームブランド。特徴は数値目標を掲げて環境に配慮した設計を採用していること。具体的には水の使用量を国連基準の半分にすることや、グリーンエネルギーの利用量を2倍にすること、ゴミの量を5割減にすることなどを目標にしている。
その他、石油由来の製品ではなく、産地の分かる自然素材を厳選して使う。床には国産スギ、カラマツ、ヒノキなどの無垢材を活用したり、壁には栃木県葛生の石灰を使ったオリジナルのしっくいなどを使用する。断熱材にはセルロースファイバーや羊毛断熱を選択。さらに、生活者のゴミの処理方法などの暮らし方まで情報提供し、エコ生活の実現をサポートしていく。
産地のわかる自然素材を厳選
リフォームプロの阿部悌二社長は「完全なエコな家をつくって終わりではなく、実は住まい方であるソフト面も大事。水を減らすためにどういう生活を送ったらいいか、そういうことから一緒に考えていきたい」と話す。
将来的にはグループ会員100社を目指す。

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