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OKUTA、「みずデポ」好スタート開設3ヶ月で損益分岐点に到達

OKUTA、「みずデポ」好スタート 開設3ヶ月で損益分岐点に到達

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 OKUTA(埼玉県さいたま市)が5月末、埼玉県川越市にオープンした水まわりリフォーム専門店「みずデポ」が、好調なスタートを切った。消費増税で需要が落ち込む中にもかかわらず、3ヶ月で月の収支が損益分岐点に到達した。今後は地域で、住宅設備のセレクトショップとしての認知度向上を進めていく。

 「みずデポ」はOKUTAと名古屋の安江工務店が共同ブランドで初めた専門店。「水まわり工事と言えばここ」と地域住民にイメージしてもらえるように、水色やオレンジといった北欧のポップな色使いを内装に採用した。キッチンやバスなど商品ごとに基本工事費を定額制にした点も特徴で、安心感や分かりやすさを重要視した。

 「8月は20本の契約で売り上げが約2000万円でした。平均単価が約100万円と他社の水まわり専門店よりも高くなったことが特徴です」(山本拓己社長)

 同社では当初、レンジフード、トイレといった低単価商品を扱うため、50万円以下の平均単価を想定していた。ところが実際はキッチンとバス交換の複合リフォームが多く、単価を押し上げる要因となった。

キッチンとバス交換の需要が多い
キッチンとバス交換の需要が多い

 「川越市は、激戦区であり競合他社が多数存在するので、レンジフードや給湯器を交換してくれる店舗は他にもあります。駅近の一等地に品のいい水まわりの店舗ができたことで、品質を求める方のキッチンやバス需要が獲得できたのではと考えています」

 集客はチラシが中心。月間18万枚を配布している。フリーのお客さんの来店も含め8月の反響数は35件。そのうち20件が契約に至った。アポイント後の契約率は7月が91%、8月が100%と高いことも特徴。営業は5人全員が女性で、店舗面積は49坪。

 OKUTAは、埼玉県を中心に首都圏に展開するリフォーム会社。高性能、自然素材を利用したリフォームが強みで前期売上高は52億3800万円(2013年9月期)。

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