リフォームワン(長野県上田市)は昨年から大小3種類のイベントを、年間で20回以上行っている。2015年1月期のリフォーム売上高は5億1000万円。前期比108%の伸び。山﨑昇社長に多くのイベントを開催する戦略について聞いた。

定番の苔玉教室に来場者が集まる
――多くのイベントを開催していますね。どんなイベントを行っていますか。
回数別では、上田市、長野市それぞれ市民会館で行うお祭りを年6回、メーカーショールームでのイベントを年6回、自社ショールームのイベントを年7回行っています。
――それぞれイベントの特徴について教えてください。
市民会館でのお祭りは、接触の敷居を下げるためのものです。チラシ7万に対し150~200組いらっしゃいます。毎回行っている「苔玉体験イベント」が人気です。製作してそのまま和室のインテリアに使えるものなので、年配の方に好評です。メーカーの会場を借りたイベントでは、屋根・外壁工事など、より専門的な内容。チラシ5万で20組ほど。自社を会場としたものでは収納セミナーやリフォーム資金計画セミナーなどを行い、毎回10組ほど集まっています。
――かなりの回数になりますね。なぜ多くのイベントを行うのですか。
狙いは2つあります。1つは新規客の獲得です。当社OBの平均工事単価は35万円。それに対し、新規客の平均単価は70万円と倍増しています。OBからは修繕、新規からは中工事以上を受注するイメージです。ですから、単純に売り上げを伸ばすには、新規客を取る必要があります。
――もう1つは何ですか。
ブランディングや知名度の向上です。これだけ多くのイベントを行っている企業は近隣にはありません。高い集客率につながっていますから、現状奏功しているのではないでしょうか。

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