INIT(東京都世田谷区)は、東京都千代田区の科学技術館でライフスタイルの総合展示会「MONTAGE(モンタージュ)」を開催した。リノベーション物件にも合わせやすい擦れ感のあるラグや、最大3メートルまで伸びる突っ張り棒が展示された。
突っ張り棒の「DRAW A LINE」 シリーズ
今回で33回目となる同イベントはインテリア、ガーデニング、アウトドアの3カテゴリーを中心に構成され、94社が出展。主にライフスタイルショップやファッションセレクトショップのバイヤーなど2470人が来場した。近年は建築関連の来場者も増えている。
突っ張り棒の開発、製造を行う平安伸銅工業(大阪府大阪市)は、クリエイティブユニットTENT(東京都世田谷区)とのコラボレーションブランド「DRAW A LINE」の商品を展示。今年発売された「Tension Rod Pro」は、縦横両方向に最大3メートルまで伸びる。6〜8畳の部屋であれば端から端に突っ張ることが可能で、ハンガーラックや布をかけて間仕切りとして活用できる。同社の中村静枝氏は「突っ張り棒は役に立つけど隠れがちな存在。このブランドでは、生活空間に馴染むような商品を提案しています」と話す。
職人の手でつくられたスツール
ライフスタイルブランド「BRID」を展開するメルクロス(東京都中央区)は、ファンや照明、ミラーなどを展示。新商品の「3Dシーリングファン」は上下左右にスイングしながら空気を循環させ、室温のムラを軽減する。風速は5段階あり、まるで天井に扇風機を設置したかのような快適さを実現する。
創業以来、額縁を製造してきた伝統工芸(広島県府中市)は、スツールやフレームなどを展示。無垢材を使った3本脚のスツール「LISCIO Stool」は、額縁製造で培ってきた技術を脚部や座面に生かしている。複数のスツールをスタッキングできるため、コンパクトに収納可能だ。
新商品のシーリングファン
擦れ感のあるラグが人気
ラグマットのブランド 「RugRu」を展開するノーム(東京都大田区)では、チンディと呼ばれる古布を裂いて織り上げたリサイクルファブリックや、ヴィンテージラグのような擦れたデザインのコットンジャガードラグなどを展示。商品企画の奥山圭氏は「ヴィンテージ感のあるラグを敷くと空間が和らぎます。リノベ物件にも合わせやすいですね」と語った。
次回は9月3日〜5日の3日間、東京都江東区のTOC有明にて開催する。

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