建材卸売などを手掛ける紅中(大阪府大阪市)は、水回りリフォームの多能工育成に力を入れている。
同社は昨年12月に多能工育成学校「リモデルワン」を開始。同事業は、15日間の短期集中、合計100時間の独自カリキュラムが特徴だ。研修施設は大阪府高槻市にある。ここでは主に水回り(トイレ、洗面化粧台、キッチンなど)の設置技術を習得する。さらに、壁紙や床材の施工技術も学べる。そのため、例えばトイレのリフォームであれば、従来はトイレ施工、クッションフロア、クロス張りの3人の職人が必要だったが、1人で完結できる技術を教えている。工事費を低減できる場合があるほか、職人の日程調整が容易になり、施工管理や間接的なコスト削減にも繋がる、と西日本営業部工事課の村上克也氏は語る。
大阪府高槻市の学校では、実践を通じて施工スキルを学ぶ

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