良質リフォームの会(東京都新宿区)は、施主の立場に立ち大型リフォームをサポートする「QRCリフォームサポート制度」を4月から本格的に開始した。

一貫して支援するのが特徴
依頼先の選定、金額の妥当性などリフォームを行う上での不安要素を払拭し、より安心して工事を依頼できる環境づくりを首都圏で進めていく。
「QRCリフォームサポート制度」は、提案内容の妥当性、施工品質など一般施主では分かりにくい部分をサポートし、満足度の高いリフォームにつなげていく制度。5つのステップに基づき、依頼から完工までを支援していく。
最初のステップは、工事要望の洗い出し。リフォームサポーターが施主にヒアリングし、各事業者に提示する「要望書」を作成する。その後、施主自身が、会員会社・非会員会社から候補リフォーム会社の3社を選定。さらに、各社から出された提案書・見積書の比較表を作成し、施主が選びやすい状況を作り出す。
契約後は、着工から完工まで4度にわたるチェックを実施(会員企業を選択した場合のみ)。完工1年後は、保守点検を行う流れだ。リフォーム企業を選択するポータルサイト等はあるが、同制度は、顧客のヒアリングから、比較検討、工事の部分まで一貫して支援する点が特徴。費用は3万円(点検は施工会社が実施)。500万円以上の工事が対象。生活者へのPRはホームページで行う。
「会には優良な会社が集まっていますが、1社では信頼が十分ではない」と若宮直行会長。初年度は戸建て20 戸、マンション20戸の依頼が目標。
同団体は、首都圏で「信頼できる良質な住宅リフォームを実現する」目的で2001年に発足。現在、12社のリフォーム会社、工事店が所属し、全会員数は18社。3年後は40社への増加を計画する。

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