人材採用が厳しさを増す中、学生に直接スカウトを行える「キミスカ」というWEBサービスが話題を呼んでいる。提供するのは人材採用や就職支援を行うグローアップ(東京都豊島区)。サービス開始から約1年半、利用企業数は100社、学生の登録数は1万7300人を突破した。今期中に利用企業200社、登録数3万人を目指す。

WEBサービス「キミスカ」
「キミスカ」に登録した学生は、就職活動の状況をアプリ内で公開。登録企業側は開示された学生のプロフィールや他社の選考状況を参考に、ピンポイントでスカウトを送ることができる。
東京の有力リフォーム会社、ホームテック(多摩市)も同社のサービスを活用する。「口コミでキミスカを登録する人が多いんです。早めに就職活動を始めている意識の高い人にアプローチできますね」(管理部 上月裕美子氏)
また、大手の就活サイトでは記載している人が少ない希望職種や希望地が見られることもメリット、と上月氏は話す。
2016年卒から新卒採用スケジュールは、開始日が3月1日、選考開始が8月となった。
大手就活サイトで2%程度といわれるメールの開封率が「キミスカ」のプラチナメール(月30件の制限メール)では8割を超える。その後のエントリー率は50%となっており、効率的な採用活動をサポートする。

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