エスケーハウス(宮崎県都城市)は、毎月1回ペースで行うイベント「塗り替え・住まいづくり祭り」でリフォーム受注を伸ばしている。
イベントは宮崎市、都城市、鹿児島市の3カ所のTOTOショールームで開催。各会場で毎回平均50~60組ほどの来場がある。
特徴は、家族向けの余興的な客寄せ企画やメーカー商品の割引販売は行わず、なるべく純粋な相談会として特化させたこと。毎回新聞の折り込みチラシを各エリアに8万部~10万部配布。来場者は新規が中心だが、全体の3分の1はOBと、リピート率も高い。
相談内容は主力の塗装事業のほか、最近は新築や大型の総合リフォームの案件も増加している。同社はその理由を、新築で培った総合的な施工やデザインの知識が大規模増改築のスキルや信頼に結びついたからではないかとみている。
またイベントで2年ほど前から開催している塗装セミナーは好評で「今まで聞けなかった話が聞けた」「他社で受けた時には分からなかった見積もりの内容も分かるようになった」という声も多く、セミナー受講者の9割は見積もりに進む傾向がある。
なお、同社の前期リフォーム売上高は7億6000万円。うち塗装リフォームは3億円ほどで、塗装の受注は年240~250件だが、それ以外に塗装事業で培った信頼が大型リフォームの受注増加につながっている。
今期は大型の総合リフォームを塗装事業と併行し力を入れ、前年並みを目指していく考えだ。

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