≪テーマ: 建設職人業界の未来のために≫
建設職人から日本を元気に!
◆今週のゲストコラムニスト◆
建設職人甲子園 小山宗一郎代表理事
自ら左官工事会社、メガステップを経営する傍ら、建設職人を輝かせる構想の基、職人のプレゼン大会を行う建設職人甲子園(旧:建築職人甲子園TOKYO)の代表理事に就任。第一回大会では約1800人の参加者を集めた。全国にその活動を拡大しつつある。
昨年4月に誕生
建設職人が輝けば、業界が輝く!建設業界が輝けば、日本が輝く! 建設職人業界から日本を元気に!! そんな業界にしていくために昨年4月、建設職人甲子園TOKYOが誕生致しました。
一次予選、二次予選を共に学んでいく中で、それぞれの会社が抱えている悩みや、仕事に対する想いに触れさせていただきました。 社長は勇気をもって、社員に語りかけている姿は心に突き刺さるものがありました。
「あなたはなぜ、この会社に入ったのですか」 「何のために、誰のために働いているのですか」どんな言葉が返ってくるのか、本当に怖かったと思います。309企業の代表となる5企業が決定いたしましたが、人前で話をすることが苦手な彼らは、本当に戸惑ったことと思います。
強い決意抱く
代表に選ばれた喜びの半面、大勢の前で、自分の想いを本気で話せるかという不安が襲いかかりましたが、「業界発展につながるのならば」。それと、「決勝に上がれなかった仲間の想いをかつごう!」と強い決意に変わっていき、予選に敗れた仲間たちは壇上企業のサポートに回り、運営側と参加者側がどんどんと一つになっていくパワーを感じました。
僕も建設職人会社の一経営者です。
厳しい時代の中で、夢や希望を失っていく職人の姿、たくさん見てきました。 そして、技術さえあれば独立できるのが魅力の建設業界。職人は、お金を稼ぐために現場で働き、会社は利益を出すために職人を雇う、人を人とも思わない経営をしてきました。100人を超す組織をつくりましたが、社内は愚痴や不満であふれ、次から次へと人が辞めていきました。厳しい時代背景と自分の力なさから、何年も何年も抜け出すことができませんでした。
魅力のある業界に
「どうすれば、もっともっと楽しく、安心して働くことのできる業界にできるんだろう」。その答えを建築職人甲子園に関わる全ての皆様から、家族から、社員から仲間からたくさん教えていただきました。たくさんの会社、職人さんが集まり、経験やノウハウを共有することで5年後10年後100年後、どんな時代が来たとしても、 揺れ動くことのない、魅力のある、元気な建設職人業界になると信じています。
第2回大会では、より多くの職人さんたちが参加できるように10地域の地区大会を開催し、決勝大会は数万人規模のエンターテイメントを企画しております。
共に学び・共に実践・共に輝くの理念のもとに、これからも建設職人業界の未来のために邁進していきますので応援よろしくお願い致します!!

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