松元建設(宮崎県都城市)が、集客を自社相談会からメーカーイベントに切り替えた。これまで不定期で行ってきた、TOTOやLIXILなどメーカーショールームのイベントを年2回開催している。ターゲットはOB客だ。直近では9月に開催した。その際、DM1600枚を配布し、120組が来場。トイレの交換などの小額工事から300万~400万円の工事まで15組から受注した。
「以前は大型リフォームを訴求するチラシを打ち、自社で相談会を行ってきましたが、反響率が鈍化しました。メーカーでイベントを行うことによって、問い合わせの入り口を広くし、敷居を下げることが狙い」(松元正次社長)この他、OBからの受注が年間100件ペースで伸びている。冬に備えての窓改修や水まわりの修理、部分的な外壁工事ど、50万円弱の工事が集まっているという。
「増税によって当社も受注が落ち込みましたが、9月ごろからは回復しています。増税前の水準までに忙しさが回復してきています」(松元社長)
今後は新築、リフォーム両面で受注を伸ばす方針。人員の拡大を狙っており、社員としての大工、左官、配管などを担う職人を各2人ずつ増員する計画。施工件数を伸ばしたい考えだ。
同社の前期年商は9億2000万円、うちリフォームは7億2000万円。

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