有料会員登録で全ての記事がお読みいただけます

中古住宅再生、地方へ広がる~ローカル中古再生~

中古住宅再生、地方へ広がる ~ローカル中古再生~

このエントリーをはてなブックマークに追加

リフォーム10大トレンド 20163. ローカル中古再生

~ローカル中古再生とは?~
地方の中古住宅のリフォーム・流通が進む

戸建て改修に商機

 リフォーム市場のトレンドを紹介する本企画。今回のキーワードは「ローカル中古再生」。これは中古住宅のリフォーム・リノベーションビジネスが全国的に拡大するということを意味するもの。中古住宅のリフォームビジネスは、主に東京を中心とした都市部での展開が多かったが、これがいよいよ地方に広がり、全国的なトレンドになっていく。

中古住宅の再生ビジネスは全国的に広がっていく中古住宅の再生ビジネスは全国的に広がっていく

「中古」、高い潜在ニーズ

 アメリカ90%、イギリス85%、一方で日本は13%―――。これは各国の中古住宅流通比率を表したものだ。分かりやすく言えば、アメリカでは家を買う際に9割が中古を選ぶが、日本ではわずか1割強。約9割が新築を選ぶ。

 日本人が新築好きと言われるゆえんはここにある。実際に中古住宅は年間16万戸程度しか取引されておらず、その割合も横ばいが続く。中古は新築に比べて人気がないことは明らかだが、欧米先進国を見本とすれば、中古の潜在的な伸び代がまだまだ大きいともいえる。

中古住宅流通数の推移中古住宅流通数の推移

 実際、中古住宅は、価格の安さ、リフォームで自由に作り変えられることなどが、新築にはないメリットだと感じているユーザーが少なくない。また、中古車やブランド品、衣料などのリユース市場が年々伸びていることにも注目したい。中古住宅を新築住宅のリユース品と捉えれば、住宅のリサイクルビジネスはさらに増えていくとも予測できる。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

毎日ニュース配信中!リーフォーム産業新聞公式LINE

リフォーム産業新聞社の関連サイト

閉じる