≪テーマ: より専門性の高いホームページを≫
WEBサイトの競争激化必至に
◆今週のゲストコラムニスト◆
マックスライン 杉本仁史社長
インハウスSEOが運営の基本
ホームページ集客をリスティング広告だけに頼ることは非常に危険だと言えます。首都圏を例に挙げると、リスティング広告の1クリック単価は1000円近くにまで高騰しています。魅力的に見えるリスティング広告ですが、注意が必要です。
やはり集客計画の柱はインハウスSEOが基本だと考えた方がいいでしょう。一見難しく感じるかもしれませんが、リフォーム業界の場合はタイトル、ディスクリプションを全ページ変更することと、ページ数を増やすだけでも、劇的に集客力が変わるケースが多いのです。問い合わせを入れるために必要なページ数の目安は最低でも3000P。500P以下ではどのエリアでも厳しいでしょう。
信用力・差別化力が成功の鍵
また、最近ではコンテンツの質も求められます。
今、反応を得るために必要なものは、写真力・文章力・信用力・差別化力の4点。写真力と文章力についての説明は省略しますが、信用力と差別化力について触れたいと思います。
まずは信用力。
例えば、イニシャルしか載っていないお客様の声と、本名も顔写真も載っているお客様の声とを比較した場合、どちらが信頼できる情報だと感じますか?
これは言うまでも無いですよね。本名も顔写真も載っているお客様の声の方が何倍も信用されます。
「お客様が顔写真を出すことを嫌がるんです」
という方がいらっしゃいますが、それが自分の会社の信用力なのだと反省した方がいいでしょう。と言いながらも「単にホームページに顔を出すのは恥ずかしい」という方がいらっしゃるのも事実です。そういう方にはホームページ掲載にご協力いただいたことによる特典を与えてみてはどうでしょうか。現金値引きでも、商品プレゼントでもいいと思います。
次に差別化力ですが、リフォーム業界のホームページで売り上げを伸ばそうと思うなら、なるべく同質化競争の波にのまれないことが大切です。
売れないと悩むならまずは、専門性の高いページを作ることを考えてください。その点で大いに参考にしていただきたいのは、千葉県の「街の屋根屋さん千葉」というサイトです。このサイトを運営する株式会社シェアテックはリフォーム工事全般を行っていますが、サイト運営しているのは、屋根工事と外壁工事ジャンルのみ。
屋根、壁だけをクローズアップして、より専門性を高めているのです。その結果、同社の売り上げはホームページ開設からわずか5年間で年商5億5千万円。しかも、すべて自然検索での集客だというのですから完全に脱帽です。
きっと、成功ポイントが見つかってくると思います。

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