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アンテルーム京都
ホテル内の様々な場でアートが体感できるホテルが京都にある。アンテルーム京都だ。実はこのホテル、元は築23年の学生寮。コンバージョンしたのはホテルの企画、設計、運営などトータルプロデュースを行うUDS(東京都渋谷区)。なぜアートを軸にしたホテルになったのか、取締役CCOの中原典人氏に聞いた。
ホテルの通路。壁にアーティストの作品が展示されている
「各居室は様々なアーティストのアートが取り入れられていて、一部屋たりとも同じものがありません」。こう中原氏が話す通り、一部屋一部屋がアーティストによる個性的な居室になっている点がこのホテルのユニークなところだ。関わるアーティストの数は約70人。例えば写真家の蜷川実花さんの部屋は、壁・天井に桜の写真作品が貼られており、決して一般的なホテルにはあり得ないインパクトのある部屋に仕上がっている。
写真家である蜷川実花さんの部屋は従来のホテルの内装とはかけ離れた「アート」が感じられる空間に
また、彫刻家の名和晃平さんの居室は重力というテーマが掲げられ、全体としてグレー調の部屋になっている。彫刻作品の他、壁面作品、ドローイング作品なども配置されている。
彫刻家の名和晃平さんの居室。彫刻作品や壁面作品で独自の空間をつくり上げた
このようなアート作品は購入も可能。売れればまた新たな仕様に変わるというユニークな仕組みになっている。

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