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かまくら長谷BASE、DIYイベントで空き家改修

かまく ら長谷BASE、DIYイベントで空き家改修

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カフェ・会員制図書館に

 江ノ島電鉄で鎌倉駅から5分の長谷駅に、かまくら長谷BASE(神奈川県鎌倉市)がある。これは、築50年超の空き家を、カフェと小さな図書館、レンタルスペースの複合施設へと改修したもの。代表を務める鎌田宗博氏に話を聞いた。

かまくら長谷BASE ブックカフェのような雰囲気の店内ブックカフェのような雰囲気の店内。観光の際の休憩所やコワーキングスペース、地元の人たちの憩いの場として利用されている

初期投資はわずか20万円

 かまくら長谷BASEは、自分が生まれ育った家を残したいという持ち主の思いを受けて、鎌田氏が中心となってつくり上げた。まず立ちはだかった壁は予算。賃料収入ではなく、使ってもらうことによる保全が目的なので、改修にお金はかけられない。そこで、鎌田氏が考えたのはDIYワークショップによる施工だ。

 完成までに5回のワークショップを開催。毎回10~25人、延べ70人が参加した。解体や珪藻土塗り、天井板の張り替えだけでなく、間取りの変更も有志のプロの指導の下にワークショップで行った。壁面の珪藻土には、施工者が自由にサインを残せるといった遊び心も。参加者には、かまくら長谷BASEを1年間無料で利用できる権利が贈呈された。

かまくら長谷BASE リノベーションの大部分は、5回にわたるDIYワークショップによって実施されたリノベーションの大部分は、5回にわたるDIYワークショップによって実施された。参加人数は延べ70人

 さらに、冷蔵庫や電子レンジ、テーブル、棚などの備品は、寄付もしくはリサイクル品によって賄い、コストを抑えた。このため、リフォームなどにかかった初期費用は、珪藻土や杉板、水栓など、わずか20万円ほど。

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