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月間3000人が宿泊
浅草寺から徒歩数分に位置しながら、人通りが少ない寂れた通り。1軒のホステルが開設されて以来、その通りに大きな活気が生まれている。UDS(東京都渋谷区)が手がけた「BUNKA HOSTELTOKYO」を紹介する。
建物の上層階はスカイツリーを望む絶好のロケーション
家族向けの部屋も1室用意
稼働率9割超、外国人利用
同ホステルは築32年の7階建てビルだ。1階を居酒屋にし、2階以上をホステルに改修。2015年12月の開業以来、月間3000人の利用があり、その稼働率は9割を超える人気宿泊施設になっている。
「利用者の8割が外国の方です。このうち、アジア圏が50%を占めており、台湾、韓国、香港からの旅行者が多いですね」(蒲洋平支配人)
開業前、浅草は外国人観光客の人気が高まってきたにもかかわらず、近隣に宿泊施設があまりなかった。特に、気軽に宿泊できるホステルはなかったことから、同ホステルのオープンには非常に注目が集まった。現在、向かいにホテルが新しく建ったが、インバウンド需要の拡大もあり、人気に陰りは見えない。
外国人との交流が生まれている
ホステルのラウンジも兼ねているのが、1階の「居酒屋ブンカ」だ。昼はカフェ、夜は居酒屋に変わる。入り口の巨大な提灯が来客を迎え入れるが、全体的に純和風という雰囲気はない。このデザインについては、「昔ではなく、今の日本らしさをPRしています。例えば、清潔さ、居心地の良さなど。キーマテリアルとして、タイルを使っていますね」(菓子麻奈実氏)

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