- トップ
- > 中古住宅・リノベーション
- > 特集◆住宅診断(3)実際に建物揺らす耐震診断
山口県山口市のスタジオセンスは耐震改修が進まない理由が「効果が目に見えないため」との考えから実際に建物を揺らし耐震性を計る「動的耐震診断」を導入。主に中古住宅を購入し、リノベーションを行う施主への提案を開始し、建物を安心して購入してもらう体制を構築した。

約100㎏の装置を揺らす
この動的耐震診断は地盤の調査から始まる。地盤と建物の共振性を調べるためだ。その後100kg相当の装置を家の重心となる部分に設置、振動させて部屋の隅に数箇所設置したセンサーで検地していく。
「X方向とY方向、2つの対角線ごとに耐震強度が計れるのですが、どちらがどのくらいの値か細かくデータがでます」と責任者の山本尚志氏。
同診断では改修が必要な箇所とそうでない箇所が明確にわかるので、どの部分を重点的に補強すれば良いかの具体的な提案が可能になる。また、リフォーム後の調査も行えるため、実際の改修効果を伝えるために効果的だ。調査価格は改修前が15万円、改修後が12万円となる。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1654号(2025/06/23発行)29面
-
1654号(2025/06/23発行)23面
-
1654号(2025/06/23発行)17面
-
1654号(2025/06/23発行)36面
-
1653号(2025/06/16発行)13面