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大和財託、集合住宅1棟まるごと再生

大和財託、集合住宅1棟まるごと再生

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7期目で年商37億円に

 中古アパート、マンションをまるごと1棟改装して販売するビジネスで急成長しているのが、大和財託(大阪府大阪市)だ。設立から7期目で売上高37億円、経常利益3億1000万円を見込む。藤原正明社長は「近い将来の上場を目指す」と意気込む。

大和財託 内外装をリノベし、人気賃貸物件に生まれ変わらせる内外装をリノベし、人気賃貸物件に生まれ変わらせる

関西が地盤大和財託

 大和財託は既存の集合住宅1棟をまるごと買い取って、リフォーム後に販売するという事業を大阪、京都、神戸エリアで展開している。完成した物件は不動産投資をしたい富裕層に販売する。2013年に設立し、初年度の売上高は7億3000万円だったが、その後一気に拡大。直近決算では売上高37億円と、約5倍になっている。

 売り上げが大きく伸びてきた要因はその独自のビジネスモデルにある。同社の事業は「買取再販」ビジネスといえるが、多くの企業がマンションを戸単位で売買するのに対して、同社は1棟まるごと売買する。主に築20~30年の物件で、総戸数6戸といった小さな物件から80戸といった大型物件まで取り扱う。RC造はもちろんだが、鉄骨や木造アパートまで取り扱う幅広さも売りとなっている。販売価格は1棟3000万円~5億円のレンジで、ボリュームゾーンは1億円ほど。1棟の単価が高いので、販売に成功すれば売上高は一気に上がりやすいわけだ。

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