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ゲスト、スタッフ、空間を重視
コンセプトや世界観を持つ新築、リノベーションホテルを打ち出しているのがグローバルエージェンツ(東京都渋谷区)だ。今日さまざまなホテルが誕生する中、同社のホテルの稼働率は85~90%を誇る。どのような戦略で展開しているのか山﨑剛社長に聞いた。
山﨑剛 社長
リノベで歴史的建造物をホテルに
同社のホテル事業は2013年から開始し、これまで13棟を手がけている。
例えば、今年4月、築約100年の歴史的建造物をリノベーションしたホテル「UNWIND HOTEL&BAR 小樽」をオープン。クラシックな建築を現代的な感性で再生しているという特徴を持つ。ホテルのメイン会場の「THEBall」では、90年以上残る当時のステンドグラスはそのままに、3.7メートルの高い天井を生かして幻想的空間を演出するライティングデザインが際立っている。
また、「モーニングハイティー」という独自のサービスもユニークだ。これは、アフタヌーンティーやハイティーから着想を得たもの。ゲストにチェックインからチェックアウトまでを一つのストーリーとして世界観を体験してほしいという思いから、宿泊する全てのゲストに提供している。
同社が考えるホテルの重要性は空間とゲストとスタッフだ。その内、空間とスタッフはコントロールできるが、ゲストはコントロールできない。そのため、同社ではマーケティングでゲストを選別。ホテルに対して、ユニークな体験など宿泊以外の価値を求めるユーザーには魅力を訴求し、非ターゲット層には、同社のホテルに宿泊したいと思われないマーケティングを行っている。
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