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アメリカヤ横丁
山梨県にあった築70年以上の三軒長屋を、飲食店にリノベーションした事例がある。それが、アトリエいろは一級建築士事務所(韮崎市)が今年9月にリノベーションした、「アメリカヤ横丁」だ。古いインテリアを採用し、建物ごとに使用する床材を変えるなどの工夫をこらした点が特徴になっている。
三軒長屋の外観はそのままにし、昔ながらの雰囲気を醸す。入り口上には「アメリカヤ横丁」の看板を設置した
まるでタイムスリップ、懐かしいアイテムを活用
三軒は1、2階建ての木造長屋造りで、合計で180平米ほど。築年数は70年を超える。内外装の特徴は、昭和の雰囲気を残すデザインだ。
表面にモールテックスを塗ったテーブルは、荒々しさが際立つ
その1つが入り口の鉄サッシ。以前は玄関を閉じる網戸だった。「サッシメーカーのロゴマークだと思うのですが、ペンギンのマークがあることに気が付きました。これを見て、使いたいと思いました。古い建材やサッシでも、使えるものを使うとよりいい味が出ます」(千葉健司社長)
また、三軒長屋の一番右側にできたラーメン屋の壁は黒板塗料で、料理メニューを書くことができる。真ん中の建物は居酒屋で、1階のテーブルは造作。看板なども昔ながらのものを買い集めた。「特にペプシの昔ながらの看板は人気。ガラスやドアのパーツ、ネジ式の鍵もそのまま残しています」
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