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大阪ガス、買取再販事業に参入

大阪ガス、買取再販事業に参入

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グローバルベイスを子会社化

大阪ガス(大阪府大阪市)は5月1日、買取再販事業を行うグローバルベイス(東京都渋谷区)の株式の約90%を取得し、子会社化した。狙いは首都圏での中古マンションの買取再販やリノベーション事業を展開していくため。

大阪ガス オンライン記者会見の模様オンライン記者会見の模様。上段左から、大阪ガス東京支社長の伊延充正氏、グローバルベイス常務取締役の野田清隆氏、下段、グローバルベイス代表取締役の茂木敬一郎氏

大阪ガスは事業の多角化を図っていた最中で、今回の買収はその一環。同社では、中期経営ビジョン「Going Forward Beyond Borders 2030」を掲げており、事業の幅を広げてきている。

「価格の高騰によって新築分譲マンションの需要の減少が見込まれる首都圏において、中古マンションの市場に注目しています」(大阪ガス東京支社長・伊延充正氏)

グローバルベイスは資産価値の高い物件の調達力と、さまざまな顧客のニーズに対応できるデザイン力を強みに、首都圏を中心として年間350件戸以上の販売施工実績を持つ。今回、同社は大阪ガスのグループに入ることで、大阪ガスの顧客基盤や資金力を生かして、物件の調達力をさらに向上させていきたい狙いだ。さらに大阪ガスのIoTを活用した最新ガス機器を導入することで、新たなリノベーションの提案をしていく。

グローバルベイスの2019年度の売上高は156億円。2020年度の売上高は205億円、営業利益は7億5000万円を計画。2024年度の売り上げは230億円を目指す。

「グローバルベイスは2019年度の売り上げで過去最高を更新しました。今こそ日本国内で当社のリノベーションの認知を広めていくタイミングだと考えています。大阪ガスは当社のDNAを尊重し、存在感を広めていくパートナーとして最適だと判断しましたので、今回グループ企業として加わることを決めました」(グローバルベイス・茂木敬一郎代表取締役)

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