- トップ
- > 中古住宅・リノベーション
- > ジェントル、古さ生かし年300件リノベ
細部にこだわり2週間で成約
賃貸物件を中心に、リフォーム、リノベーション合わせて年約300件手掛けるジェントル(東京都世田谷区)は、リフォーム後ほぼ100%、2週間以内で客付けすることで人気を伸ばしている。同社の手掛ける物件は築20年以上、40年超えのものが多い。競争力の落ちた物件の改修術を解き明かす。
【リポート/高田遥介】
古くなった和室を洋室にリノベ。天井は黒く塗装し、壁にはレンガ調のクロスを張ることで、古さを感じさせないデザインに
リノベ後の入居率は100%
同社が手掛ける原状回復、賃貸リフォームは月20~30件で平均50万円以下。間取り変更を伴うリノベーションは年30件手掛け、平均単価は300万円にのぼる。多いのは都内のワンルームマンションで、1年以上空室が続いているので相談に来たオーナーもいるという。
まずリフォームでは、作品にせず、ディティールにこだわる。「例えば、巾木を白く塗るなどです。築31年の約19平米の部屋では、床はヘリンボーンのクッションフロアで、壁は白にしました。そこで巾木の茶色にちぐはぐさを感じて、白く塗った。その結果、家賃を5万円から6万円に上げて、かつ入居者も2週間以内に決まりました」(蒲谷宜治社長)
また、キッチンを作り変えることも。同じアパート内の別部屋は、壁を淡いブルーのクロスに張り替え、キッチンを造作カウンターキッチンへ。木材の天板になり、床の木目と壁材との混じりあいが特徴的に。この部屋も家賃を1万円上げて、2週間以内で入居者が決まった。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1654号(2025/06/23発行)29面
-
1654号(2025/06/23発行)23面
-
1654号(2025/06/23発行)17面
-
1654号(2025/06/23発行)36面
-
1653号(2025/06/16発行)13面