ステラホームステージング、ホームステージングで付加価値を

平均成約期間31.8日を実現

昨年10月に開業したステラホームステージング（大阪府大阪市）は、その名の通りホームステージング業を行う会社。創業のきっかけは栗川孝博社長自身がホームステージングの効果を実感した経験にある。

同社が手がけたリアルホームステージング事例

大手不動産系インテリア、リフォーム会社に従事した経歴を持つ栗川社長は、所有していた築40年のマンションを売却する際にホームステージングを手がけた。すると、市場価格の1.5倍の値段で、通常の6分の1の期間で売却に成功。

「この体験をもとに『暮らしの彩りで不動産価値を創造し、売れる不動産を実現する』という理念で起業しました」と栗川社長は語る。

サービスは、リアルステージングと画像を合成するバーチャルステージングを展開している。リアルは１カ月のレンタルが14万9800円～、バーチャルは2カットで1万9800円。

これまで手がけた物件の中には、ホームステージングの設営をした翌日に成約に至ったケースもあるという。「一般的に不動産物件成約期間の平均は約120日間。ホームステージングを行った物件の成約期間は約40日間と言われるなか、弊社採用の物件は開業から現在までの平均成約期間は31.8日間です」

リフォーム会社と同社がタッグを組むことで、リフォームにホームステージングという付加価値を乗せて不動産会社やデベロッパーの売主に提案してほしいと栗川社長。「インテリアに詳しい若年層が増え、リフォームだけでは売れない中でホームステージングして早く売却できるとアプローチしてもらえたら。リフォーム業者様のニーズを伺って、フレキシブルに商品化することも可能です」と語る。