リフォーム事業で2021年2月期に8000万円を売り上げた嶋屋住設(長野県南佐久郡)は、1月から3月の間に平均200万円の空き家リフォームを5件受注することに成功している。水回りリフォームを主に手掛け、平均施工単価が50万円ほどの同社が、短期間で空き家リフォームを複数受注できた理由は、コロナ疎開者をターゲットに集客活動を行ったからだと高見澤義光社長は語る。

約1万世帯ほどの人口の南佐久郡は、コロナを経験したことで都市生活に不安を覚えた人々の移住先として俄かに注目を集めつつある。移住者の情報を手に入れるために大きく3つの手段を講じたと高見澤社長。一つ目は、南佐久郡の地域おこし協力隊との連携だ。地方の空き屋や空き地を有効活用したいと考えている協力隊と提携して、新規移住者の情報収集を行った。地域活性化を図りたい協力隊と、リフォーム工事を受注したい同社の思惑が合致した方法であると高見澤社長は話す。
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