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マンションの「1棟丸ごとリノベーション」に特化した買取再販事業で着実に実績を積んでいるリビングライフ(東京都世田谷区)。主にマンションの新築分譲を手掛けてきた会社だが、2009年から買取再販事業にも乗り出し、これまで23棟のマンションを、オリジナルリノベーションブランド「リリファ」シリーズとして展開。2024年3月期における買取再販事業の売上高は約12.5億円。会社全体売上高60億円の約20%を占める。
資産価値を重視
1棟まるごとリノベーションでは、エントランスなどの共用部のデザインや機能性も刷新
1990年の設立以来、マンション、大規模宅地の新築分譲で実績を積んできた同社。2008年に起きたリーマンショックをきっかけに、買取再販事業への事業拡大を決断したと同社執行役員・ディベロップメント事業部 事業企画部・開発部本部長の三村幸治氏は話す。
「買取再販事業は新築で2〜3年かかる工程を、約半分の1年〜1年半で完結できるメリットがあります。これまで新築事業で実績を積んできた分、中古を提供する際も、その資産価値にはこだわりたい思いがあり、各戸別のリノベーションではなく1棟丸ごとリノベーションというスタンスを貫いています」(三村氏)
物件の仕入れは、各企業・団体の社宅だった建物を、売却された大手信託銀行から直接依頼や入札を経て仕入れるケースが多い。他のルートとしては、マンションのオーナーが不動産仲介会社へ売却依頼することがあるので、タイミング良く情報が得られるよう、同社営業は各仲介業者へ定期的に電話営業や訪問を繰り返している。

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