リナート、買取再販好調で売上44億円に

東京エリアを中心に、中古マンションの買取再販事業を展開するリナート（東京都新宿区）。販売価格数百万から億超えまで、あらゆる物件を取り扱うスタンスで不動産仲介会社との信頼関係を構築。2024年7月期の販売戸数は74戸で、買取再販事業の売上高は44億円と前年の36億円から約22％増加した。

数百万円台から億ションまで

幅広い買取再販で売上44億円

折り上げ天井など「見せ場」を作るリノベにこだわる

基準は「ニーズ」

2008年の設立以来、1都3県を拠点に買取再販事業を展開してきた同社。「ニーズの高い物件であれば販売価格の大小にこだわらず仕入れる」といった独自の基準を設け、さまざまな物件を積極的に取り扱ってきたと星野亮社長は話す。

実際、同社が手掛ける物件の販売価格は1000万円未満から1億円以上と幅広い。2024年7月期の販売戸数は74戸で、いずれもマンション。売上高は会社全体で51億円、うち44億円が買取再販事業における売上高にあたる。

「仕入れ物件は相場から高くとも2割増程度の金額で購入できるものを仕入れるスタンスでやってきましたが、相場の5割増の額でも仕入れたくなるような好条件の物件を求める傾向になっていき、自ずと都心の人気エリア物件を扱う機会が増えました」（星野社長）