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最近、賃貸物件を入居者自らが好みの内装にカスタムするサービスが人気を呼んでいる。不動産物件サイトを運営するKURESTA(東京都港区)も、2013年10月28日から、入居者が自己負担で、好みの内装に改修できる物件の募集を開始。「賃貸でも理想の部屋に住みたい」というニーズが徐々に実現されつつある。
従来の賃貸住宅は、入居者主体のリフォームはほとんど行われていなかった。その理由は、入居者が間取りやクロスの変更を行うと、退去時に元に戻す義務が生じるためだ。ただ、入居者のニーズが多様化してくるとともに、空き室が増加してきたことで、入居者が部屋をリフォームできるサービスが増えつつある。
このたび、クレスタが募集を開始した物件は東京都大田区に位置する「多摩ハイム」。間取りは3LEDで78.50平米。家賃は20万円。改修内容の審査はあるものの、好みの素材を利用だけでなく、間取りの変更も可能だ。DIYでの施工はもちろんのこと、専門業者を入れての本格的なリフォームにも対応している。
クレスタが募集を開始した「多摩ハイム」。改修内容の審査はあるが、間取りの変更も可能。
また、UR都市機構は既に東京の一部の物件で9月から入居者がカスタムできる壁を設置した「カスタマイズ賃貸」の募集を始めている。これは、「FREE WALL(フリーウォール)」という壁を自由にいじれるというもので、クロスの張り替えや棚の取り付けができる。改修に利用できるアイテムは、カタログにまとめてあり、自由にWEBでの購入が可能だ。
入居者本位の新しい賃貸サービスに注目が集まる。

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