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中古戸建ての買取再販事業を手掛けるカチタス(群馬県桐生市)は、今期売上高400億円超えを目指す。前年比4%増となる。再生住宅の販売戸数計画は前年比3%増の3100戸を計画。
今期の強化点は中古住宅の仕入れ。「家を売るならカチタス」というテレビCMを行うことで、住宅オーナーからの不動産売却依頼を増やしている。
また、不動産仲介会社との連携を強化し、仲介経由での仕入れにも力を入れる。同社では3年前まで競売物件を中心に仕入れていた。しかし、市場に出回る競売物件が減少し、高騰したため、近年は住宅オーナーからの直接買い取りと不動産仲介会社経由での買い取りに切り替えていた。
もう1つの強化策は再生住宅の早期売却。同社では1年ほど前から仕入れた物件全てについて、住宅の状態、リフォームが完成するまでの過程などを、画像とテキストで公式サイトにアップロードしている。
ネット上に物件情報を開示することで見込み客を開拓する考え。実際に物件が完成する前に成約する物件は全体の3割ほど。上昇傾向にある。インターネット上への情報公開を強化することで、現状仕入れから販売まで150日ほどかかっている日数をさらに短縮する方針だ。
新井健資社長は「追加の予算を支払って、再生住宅をさらにリフォームしたいユーザーへの対応も強化していきたい」と話す。オプションはエアコン、二重窓などで、さらにメニューを拡充していく方針。

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