塗装リフォームを行うマルキペイント(埼玉県坂戸市)は昨年から「リフォーム祭り」を開催。塗装の案件が発生した際は、ほぼ100%受注に結びついている。

住宅設備の展示は最小限
塗装案件が100%に近い受注率に
「来場組数は1回で20組弱と多くないのですが、見込みの高いお客さんが多く、約2000万円分の受注案件が発生します」と及川正基社長。契約に結びつくポイントは、お客さんの安心感をいかにして高めるかだ。
「通常、替え時の塗装回数は3回が多いのですが、うちは合計4回塗っています。1回塗装回数が多い理由は下塗りを2回しているためです。外壁を強化するためのプライマーという下塗りをした後にクラックなどを発生させないようにする下地調整のフィラーという下塗りを行います。4回塗るという品質の高い工事を行い、なぜそれを行うのかの詳しい説明をすることでお客様の安心感につながります」(及川社長)
他社と比較して、塗装見積もり価格は高いケースが多いが、説明を受けたほとんどの施主の受注が決まるそうだ。
外壁塗装の流れはホームページでも詳しく掲載しており、施工の品質へのこだわりが伝わる工夫をしている。
「リフォーム祭り」の開催場所は地元の文化会館。集客は主にチラシで行い、近隣に4万3000枚を配布している。コンテンツは射的、サイコロゲーム、塗り絵など主に子供が遊べるゲームを用意してある点が特徴。"祭り"としながらも、相談会としての要素が強いため、相談中に子供が暇を持て余さないようにするためだ。
「住宅設備はトイレと洗面化粧台、コンロぐらいでほとんど置いていません」と及川社長。なるべく費用をかけずにイベントを行い、費用対効果を高めている。

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