・建物リペアで年商122億円のキャンディルの主軸は少額リペアサービス
・一案件約2万8千円ほどで約46億円の売上、戸建だけでも年間約13万件の受注
・今後は住宅会社が建てた家のアフターフォローを代行するサービスで勢力を伸ばす
戸建て補修、年13万件受注
建物のリペアで年商122億円を売り上げるのがキャンディル(東京都新宿区)だ。今年7月に東証マザーズに上場。強みは全国35都市に58拠点を設け、年間約18万件もの現場をこなすこと。1件の単価は小さいが、大量の工事を請け負える体制、補修技術が強みだ。
「戸建てもマンションも商業施設も、きれいな建物を増やしていきたい」と話す林晃生社長
8~9割傷付く
年商122億円のうち約46億円が同社の主力である「リペア」サービスだ。この事業はハウスメーカーや工務店、デベロッパーなどが建てた、戸建てやマンション、商業施設に発生した傷や施工ミス、不具合などを補修するというもの。
特に多いのが新築戸建てやマンションを施主に引き渡す前に傷を直してほしいという依頼だ。リペアの平均単価は約2万8000円ほど。「リフォーム」に比べると低いが、戸建てだけでも年間約13万件を受注しており、売り上げは30億円を超える。

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