職人と社員を写真で紹介
徳島県で塗装リフォームを手掛ける匠(徳島市)は、今期の売上高が前期比330%の2億3000万円に到達する見込みだ。この急成長の裏には、昨年3月にショールームを初オープンしたことがある。前期7000万円の売上高だった同社の「一世一代」(綾大和代表取締役)の取り組みをリポートする。
ショールーム外観。赤中心の看板で塗装に関する文言をアピールしている
お客さんが見る流れを大事に
ショールームオープンによるメリットについて、綾代表取締役は「ショールームを持ったリフォーム会社なので、誠実な会社だと信じてもらえること」だと語る。
45坪の店内は、入ってきたお客さんが見る順番を意識。まず会社案内から入り、次に専属職人や従業員の顔写真を提示。そして受賞してきた賞状などを飾り、その奥に塗装の劣化によるリフォームの必要性を訴えている。「安心感や、どんな社員がいるかを伝えることで、受注につなげる工夫をしています」
顔写真だけでなく、表彰や会社概要を置くことで安心感の訴求につなげる
ショールームは車の買取店が撤退後、空きテナントになっていたものを改装。国道11号沿いにも関わらず駐車場が3台しか停められない難点から、家賃は募集当初より10万円安い価格で借りることができた。

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