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志村建装、自社職人が営業マンに転身

志村建装、自社職人が営業マンに転身

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多様な進路で長く働ける会社に

 外装リフォームを中心に年間1億5000万円を売り上げる志村建装(東京都北区)は、社員に対して多様なキャリアプランを用意することで長く働きやすい会社づくりを目指している。

 その第一弾として進めているのが、自社職人から営業マンへ転身するキャリアプランだ。実際に、職人歴約15年でコミュニケーション力が高い30代半ばのスタッフの育成を進めている。

 具体的な取り組みは主に3つ。まずは、同社で唯一営業活動を行っている志村徳彦社長の外回りに同行し、靴の脱ぎ方から名刺交換の方法、言葉遣いといった営業マンとしての作法を身に付けさせる。続いて行うのは、工事見積もりの作成の訓練。最終チェックは志村社長が行うものの、大まかな流れや塗装面積の割り出し方などのコツをマニュアル化した上で作成を任せている。現在、営業提案資料も簡単につくれるフォーマットの用意も進めているところ。

 最後に、職人の手配・監督や、道路の使用許可証などの各種申請を含めた案件全体の管理をOJTで学ばせている。育成を始めたのは1年ほど前だが、雨漏り対応などの規模が小さい案件は1人で任せられるようになっている。

 「大切なのは、自身の能力や希望に応じて仕事を選べるようにすること。例えば、年を取って職人が難しくなっても営業マンへの道があると分かっていれば安心して働いてもらうことができます。職種が違ったとしても、生きたノウハウを持った人材は貴重。社員の能力を最大限生かせる環境を整えることで会社を成長させていきたい」(志村社長)

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