「スーパートライ美軽」
粘土瓦の製造・販売を行う鶴弥(愛知県半田市)は、陶板屋根材「スーパートライ美軽」をリニューアルし、先ごろ販売開始した。全国粘土瓦シェア30%を誇るノウハウを生かし、従来の中空構造はそのままに重厚感を持たせた本体形状に一新。アンダージョイント工法により横の継ぎ目が目立ちにくくなり、スマートな高級感を演出した。
実際の施工イメージ
「以前のものと比べて接続部が目立ちにくいことや施工性の向上などさまざまなところが進化をしています。防災瓦のため、地震や台風などの災害時にも安心できる作りになっています」(執行役員加藤正司開発部長)
スーパートライ美軽は瓦としての重々しい意匠性を保ちつつ、軽量なことが特徴。紫外線・酸性雨などによる色落ちや劣化がほぼ起きず、自然な風合いの美しさが持続する。重さは平米あたり31kgと、軽量を実現した。
今回のリニューアルで施工性も向上。下地のEPSマットと固定金具が不要になったことで、施工時間を圧縮した。
発売と合わせてキャンペーンなどを行い、9月までに100棟分の受注を目指す。カラーは、シェードブラック・シェードブラウンの2色を展開。価格は、働き長さ270mm・働き幅910mmで1枚2500円となる。本体設計価格は平米あたり1万3000円から。注文から納品までは日数は30日程度だ。
「瓦の災害に弱いというイメージをなくしていきたいです。耐風圧試験なども行っているため、安心して使用できます」(加藤開発部長)

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