集客ツールのひとつとして、多くのリフォーム会社が頼りにし始めているのがGoogleビジネスプロフィールでの口コミ評価だ。一方、投稿者のアカウント取得が必須なことや記名である点、報酬を禁止している点などさまざまなハードルもある。消費者の信頼を得て、着実に高評価を得るには、どうしたら良いか。各社に取り組みを聞いた。
Google口コミ
どう集める?
元請け売上ゼロから1億円に
チラシ販促を一切行わず、ウェブ集客のみでビジネスを展開。過去2年で78件(7月4日時点)のGoogle口コミを獲得し、5段階評価で4.9をマークしているリフォーム会社がある。「PATTOリクシル マド本舗」の屋号で3店舗を展開するつくば住生活(茨城県つくば市)だ。
40年以上の歴史を持つ同社は、もともとは下請け専門工事店で地域の仕事仲間との関係性を深めてきた。年商は前期比1.5割増となる6億8000万円で、そのうちの約8割が法人案件だ。自社職人を雇用し、地域の工務店などから内装工事などを請け負っている。
一方、前島聡一社長は、10年ほど前から元請け業を開始し、売上は1億円を超えるまで伸びてきた。付き合いのある工務店とのバッティングを防ぐために、あえて窓や玄関の専門店に特化して門戸を狭くし、チラシ販促も行わないことにしている。「今も工務店さんと相見積もりになる場合はありますが、その際はお断りしています。お客さんが他社さんで注文してもどの道、弊社が工事を請け負いますので、と説明します」

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