ポラスグループ(埼玉県越谷市)のリフォーム事業が好調だ。6月30日、2022年3月期の決算を発表し、リフォーム事業の売上高は9%増の約90億円となった。契約金額は前年比8%増の93億円で、これを2026年度に166億円まで伸ばそうと計画している。
2026年度、166億円目指す
26社のグループ
ポラスグループは新築の分譲住宅をメインとする企業だが、注文住宅、マンション開発、プレカットといった主に7つの主事業をもつ企業だ。ユニークなのは、新築系の事業だけではなく、リフォームや売買仲介(買取再販も含む)、賃貸管理といったストック事業にも強いこと。26社ものグループ会社を持つ点が他のビルダーとの違いだ。
バランスの取れた事業構造によってコロナ禍でも好調だ。3月期決算では売上高が20%増の2800億円。主力である戸建て分譲の売上棟数は前年比3%減の2772棟にとどまったが、注文住宅が20%増と好調だった。また、分譲マンションも31%増とさまざまな事業があることによってリスクを分散している。
本業の儲けを示す営業利益は倍増の329億円を達成した。なお、経常利益は89%増の334億円。純利益は71%増の85億円となっている。

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