屋根、外装リフォームを軸に、会社全体で前期5億6000万円を売り上げる藤井製瓦工業(広島県福山市)は、OBフォローを行うことで安定した受注につなげている。元請けのリフォーム売上高は、前期2億7000万円。元請けとして問い合わせを受ける500件のうち、7割はOBや紹介による案件。キーワードは「思い出してもらう」ことだ。
問い合わせの7割がOB
屋根リフォームで元請け2億円超
OB向けイベントでは、実物の屋根を用意した
年3のニュースレター
同社は年約850件の屋根、外壁リフォームを手掛ける。そのうち、元請けが350件、下請けが500件で、売上高は半々。会社全体の売上高は10年以上前は3億円ほどだったが、近年は4、5億円以上を安定して受注している。
同社が行う販促で一貫しているのが、「思い出してもらう」ことだ。
OB向けの販促策は、主に2つ。それはニュースレターとイベントだ。まず、OBフォローは年3回、4、8、12月に送るニュースレター「瓦しんぶん」。1回で4500件に送付する。内容は、地元のおすすめ店舗の紹介、名所特集など毎回内容を少しずつ変えている。

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