職人の高齢化により外注する職人が足りないと悩むリフォーム会社は少なくない。職人を正社員雇用することで、その課題を解消しているのがイナセ(埼玉県北足立郡)だ。
月150件を工事
若手の自社職人も活躍している
イナセは水回りの設備交換を中心に提供している。売上高は約3億8000万円。社員数は15人。10人の正社員職人の他に営業が2人と事務が3人いる。職人の高齢化が社会問題になっているなか、同社には20代の職人も2人いる。「ほとんど辞めないです。3年以上はいます」と川田賢興社長は話す。
同社では月に約150件ある工事を10人の職人でこなす。トイレと給湯器の交換が一番多く、売上高の半分を占め、月に50〜60件交換をする。次に多いのがエアコンの交換だ。売上の1割ほどを占め、月に20〜30件交換をする。「職人を採用して育ててきたので、不足感はほとんどありません」と川田社長は話す。
同社は職人を採用するために1年中、「Indeed(インディード)」に求人を出し続けている。求人広告コストは月に5〜10万円ほど。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1635号(2025/02/03発行)9面
-
1630号(2024/12/23発行)5面
-
1630号(2024/12/23発行)3面
-
1630号(2024/12/23発行)12面
-
1629号(2024/12/16発行)13面