Vol. 36
中山建装(神奈川県厚木市)は塗装事業で3億1000万円の売上がある会社だ。年間工事件数は300件。平均単価は120万円。強みは自社で職人を雇用していることだ。
10人が資格保持
一級塗装技能士の資格を保有する自社職人が塗装を行う
同社には、施工技術力の高い職人が数多くいる。自社職人の人数は18人。年齢は20代〜60代までと幅広い。その中の10人は一級塗装技能士の資格を保有している。そのことを顧客に向けてアピール。「この資格は、1年に1度しか受講機会がなく、合格率も低いです。資格を持っていない職人には毎年受講させる。二級は国家資格ではないので一級を取らせます」と中山晋吾社長は話す。
また、働きやすい環境づくりをして、モチベーション高く働いてもらえるよう工夫を凝らしている。自社職人同士の人間関係を良好に保つために、ペア入れ換え制度を採用。一現場の職長は変えないが、下に付く職人を毎日変える。「塗装業界ではペアが決まっていることが多いですが、私の会社では創業からペア決めは一度もしていないです」と中山社長は語る。
変える理由を中山社長はこう話す。「一つの現場を2人で塗装する際に、相性が悪いと、明日も明後日も一緒だと嫌になってしまいます。若い人はそれで辞めてしまう。一緒に働く人が次の日に変わるのであれば、そんなに苦痛ではないです」

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