太陽光発電のマッチングサイト「グリーンエネルギーナビ」を運営するアイアンドシー・クルーズ(東京都港区)が太陽光事業者向けのオリジナル保険商品の提供を開始した。自然災害による被害などを補償することで、太陽光発電のリスクを軽減できる。
大手損害保険会社との提携により開発した保険商品は「動産総合保険」「企業利益費用総合保険」「施設賠償責任保険」の3つ。動産総合保険は同社が組成した団体制度の活用により提供される独自商品。
補償内容は火災、落雷、破裂・爆発、風・雹・雪災、盗難、水災、建物外部からの落下・飛来・衝突などで、補償期間は10年間。コストは1システムあたりの販売価格の1%の金額で、平均的な保険料が2.5~3%であるため、比較的安価に利用できる。
補償対象機器は屋根置きおよび野立型の両方対応で、太陽光発電モジュール、パワーコンディショナー、接続箱、架台、表示機器またはこれらの付属品もしくは付属配線で、システム全体を補償する。
メリットとして、太陽光システム販売の際に、自然災害補償を施主に個別契約を進めている場合、個別契約をする煩わしさの解消ができる点がある。また、個別契約より安価で補償を受けることが可能になる。

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