塗替え道場の屋号で塗装事業を展開する南建設(愛知県名古屋市)が今年の9月、関東に進出する。
同社は中部圏で16拠点を展開、今期(1月決算)は記念すべき10期目。小林勝庸社長はエリア拡大の理由を「会社の規模を大きくすることで、社員のやる気を伸ばしていきたい」と話す。
同社は名古屋を本拠地に三重、岐阜にも展開する塗装専業店。元々鳶として創業したが、塗装工事に事業転換し、現在の売上高は約7億円を計上する。4月には、現在1拠点の岐阜に2拠点を出すものの、中部エリアでの出店に限度があるため、関東への飛び地出店を決めた。
「もともとは全国展開を考えて経営してきました。私がノータッチでも運営できるまで人材が成長してくれれば、新たな展開ができる。市場として大きい関東で成功できるか挑戦してみます」(小林社長)
店舗の立地は決まっていないが、横浜を想定している。人員は3人。初年度は月間1500万円の売り上げが目標だ。
現在のスタッフ数はパートを入れて約30人、塗装職人は15人が在籍する。スタッフが常駐する拠点と、看板を設置し倉庫として利用する宣伝拠点に分かれ、現在は4店舗に人が駐在する。今期は、社員教育にも力をいれており、8億円の売り上げを目指す。

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