志賀塗装(福島県いわき市)は、年商の6割に当たる約3億円をイベントで売り上げている。イベントは年5、6回開催している。受注が好調な理由は、自宅の平面図・立体図を持ってくるようユーザーに促す点。

内容が盛りだくさんの告知チラシ
「図面があると、その場で具体的な提案ができます。また、本気度の高いイベントであると認識していただけます。持参された方には特典を付けています」(志賀晶文社長)
図面があれば、例えば屋根の寸法や形状が分かり、それらに合わせたリフォームの提案をイベント中に行うことが可能になる。そして、現調の前に、見積もりやプラン作成などを進めておくこともできる。また、図面が必要なほど本格的な相談会であると、ユーザーに認識させると、本気度の高いユーザーの来場が増え、冷やかし目的の来場者を減らすことにもつながる。
先日TOTOいわきサテライトショールームで行われたイベントには、2日間で70組が来場し、約20組が図面を持参。図面を持ってきたユーザーには、インスタントラーメン「まるちゃん正麺」をプレゼントした。立体図は、携帯電話やデジタルカメラで撮影したものでも可とすることで、持参のハードルを下げた。
今回のイベントでは、49組から現調のアポイントを獲得。4000万円弱の受注を見込んでいる。

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