2005年創業の外装工事専門店、堀岡美装(栃木県宇都宮市)は、毎年年商が10%ずつ増加。営業2人、社員職人6人ながら、前期は1億円を突破した。
現在、売り上げベースで下請けが7割、元請けが3割だ。近年は元請けの受注が成功している。
同社の元請けの強みは、2点。1点目は、冬場でも効率的に工事を進め、安く工事を提供できること。宇都宮では、冬場は雪や気温の低い日が多いことから、営業会社は工事日を長く見積もり、人件費を多めにして提案するという。しかし、同社は雪の降らない乾燥した日を見定めて、社員職人を効率的に動かすことで人件費を安くして提案することができる。
2点目は、2種類の遮熱塗料を提案で使い分けられること。同社は日進産業のガイナとシンマテリアルのキルコートの2種類を活用している。「近年は遮熱への意識が高まっていますが、同時に屋根のカラーリングにこだわる方も増えております」(堀岡徹社長)
同社は、価格は高くなるものの色にこだわる顧客にはキルコートを、価格を安く抑えたい顧客にはガイナを紹介。提案する塗料を使い分けることで顧客のニーズに対応して失注を避けている。
「今後は元請け比率を5割まで伸ばして、引き続き10%ずつ売り上げを伸ばせればと思います」(堀岡
社長)

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