春光園(福島県福島市)が6月にリニューアルした体感型ショールームの「プレオ福島店ガーデン&エクステリア館・リフォーム館」が好評だ。
テーマは「庭と一体型で考える住まい」。ショールームを通じ、ガーデン・エクステリアとリフォーム双方の提案に力を入れている。
震災から4年以上が経過し、同社のある福島市近辺では原発の避難地域にいた住民が移り住むケースも増えている。このため、新築の需要が徐々に増加。また新居での外構・エクステリア施工や除染作業が落ち着いたOB客から単価100万~200万円のリフォームの相談も増えている。
そのため、これまで「ガーデン&エクステリア」が中心だったショールームをエクステリア館とリフォーム館に分けてリニューアル。専門的に提案できる形にした。
同社は1972年に造園業として開業。長く造園土木や外構等トータルエクステリアを強みに成長してきたが、震災以降は住宅の放射線物質の除染作業を強化。エクステリア・ガーデンリフォームの落ち込みを補ってきた。近年は除染の需要が減ってきたため、リフォームを含めガーデン・エクステリアの需要を再度掘り起こしていく。
同社の前期売り上げは10.2億円。そのうちリフォームは約2億円、今期は3億円を目指す。

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