「競技と審査を通じて、他の職人の技術に触れるとともに、自身の技術のレベルを知ってもらいたいと思い、『塗装技能オリンピック』を開催しました」。こう話すのは、プロタイムズ総合研究所(東京都府中市)の西部俊宏広報宣伝部部長だ。
大会には同社や関連会社の塗装職人ら約50人が参加した。年代は10代から60代まで様々。競技種目は、「塗り板」、「ダメコミ」、「調色」の3つ。全競技の終了後にはレクリエーションも開催した。会場は同社が所有する100平米強の広さの倉庫。
現場を模したモデルを塗装
「塗り板」は、30分以内にモデルをどれだけ正確に塗装できるかが試された。モデルは1500mm×700mmほどの板に雨どい、水切り、外壁を再現して取り付けたもの。競技は養生張りから開始され、実際の現場に近い形で技術が競われた。職人経験が3年~10年ほどの職長クラスの職人約20人が参加した。

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